歯のインプラントも齢をとる?インプラント治療をお考えの方、必読!

我々人間を含め、生き物は齢をとります。しかし最近、歯を失った後に用いるデンタルインプラントも年月の経過に応じて老化することがわかったのです。この老化は、患者さんに使用する前に起こる現象で、インプラント治療の成績、治療の可否、そして、安全性に影響することがわかってきたのです。しかし、ご安心を。最先端の技術でその老化を克服し、新しいインプラントと同等、あるいはそれ以上の性能を発揮させることのできる技術が開発されたのです。このピンチをチャンスに変えることのできる最新テクノロジーについてまとめました。

 

 

写真のように、デンタルインプラントは、チタンでできていて、直径が4ミリ程度、長さは10ミリ程度、メーカーによって形は様々です。歯を失った場所のあごの骨の中に、デンタルインプラントを挿入し、それが周りの骨と強く接着する。このことがインプラント治療の成功の条件です。骨と強く接着しないと、その上にしっかりとした歯を造れないからです。

 新しくても古いって、どういうこと?

最近、このインプラントが、時間とともに表面に付着していく炭化水素の影響で、骨と接着する能力が劣化していくことがわかったのです。この現象は、歯科医師がインプラントを開封する前にすでに起こっていて、つまり、新品でも性能的に古い状態になっているということです。困ったことに、それは自然現象であるため防止することができません。このことを「インプラントの生物学的老化」といいます。となると、なるべく新しいインプラント、例えば、今日製造されたインプラントを使ってもらうことがベストな治療につながることになります。しかし、現状では、歯科医師がインプラント製品を1か月以内にメーカーから入手することは不可能で、大きなジレンマが生じました。

 

 

劣化したインプラントを光で再生。かえって元の状態より良くなる。

そこで開発されたのが、「光機能化」という技術です。インプラントを患者さんに使う直前に一定の波長をもつ光で短時間処理するとインプラントが骨と接着する能力がもとに戻る、あるいはそれ以上になるのです。図からもちがいがはっきりわかります。通常のインプラントは、骨を造る活性がなく、例えば、水滴をおいた場合、水はながれません。しかし、光機能化を施すと同じインプラントは、活性化し、水が、瞬く間に全体に流れるようになるのです。写真にしめしたように、どの種類のインプラントでも、新鮮で、活性のある表面が再生されていることがわかります。

治療がどう変わる?

光機能化技術のおかげで、インプラントと骨が早く、強く接着することが可能となりました。そして、臨床研究から、以下のことが明らかとなりました。

  1. 治療の期間(歯を造るまでの期間)が短縮できる。
  2. これまでより短いインプラントでもよくなるため、より安全な治療につながる。
  3. 骨が弱い、あるいは高さが不十分などの理由で、これまでは困難であったケースにも、インプラント治療が可能な枠が拡大された。 

インプラントの周りの骨は、次第に高さが減っていき、それにつれて歯ぐきも下がることが常識でした。しかし、これでは見かけがわるくなっていきますし、そこに溜まりやすくなる歯垢などの影響でインプラント周囲の炎症もおこします。光機能化したインプラントの周りの骨は吸収に強く、歯ぐきを健康に保つため、これらの問題を改善します。 

デンタルインプラントは、適切な技術と知識、そして、良い倫理観をもつ歯科医師によって行われれば、安全で、とても有効な治療法です。世界でもインプラント治療は増加の一途をたどっています。日本には、高い技術と倫理観をもった歯科医師が多くいます。歯科医師選びと予備知識の習得、歯科医師との話し合いに十分時間をかけて、最良の治療を受けられてください。

光機能化技術の詳細は、すでに国民の皆さんにも広まっている知識で、患者用の歯科ポータルサイト「インプラントネット」「ウィキペディア」でも詳しく掲載されました。そして、最近では、テレビ放送でもインプラントの最先端技術として紹介されました。なお、光機能化技術が可能である歯科医院は光機能化バイオマテリアル研究会のサイトにて検索することができます。

4/1千葉テレビ、埼玉テレビ、テレビ神奈川のハピはぴ モーニング
の中で放送された光­機能化技術放送です。(一部編集)

Categories: 歯科

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