医薬品のネット販売 ―メーカーはどうするのかな?―

今のところ毎日のようにマスコミに取り上げられている一般医薬品のネット販売。裁判での判決が出てから規制緩和の勢いが増してきています。
ネットで販売するとなるとたとえばこんな場合はどうするのだろう、ということがいくつかあります。ネット販売は国内のみで行われるとは限りません。

(1)添付文書等の言語

ネットで販売するとなると、いろいろな国から注文を受けることにもなります。一般医薬品には添付文書が入っており、ここに用法用量、効能効果、副作用等についての注意書きが書かれています。今までは国内販売なのでもちろん言語は日本語です。ですがこれからはいくつかの言語に対応するようにしなくてはいけないかもしれません。それと、お国に事情が違えば注意書きに関するコンセンサスも違ってきます。猫が濡れたので電子レンジで乾かしたりしたケースで裁判になったようなことから、注意書きがものすごく増えてしまった例などからみてもここのところの手間やコストはだれが負担するのかという問題は残ります。

(2)宗教的な問題

少し前にイスラム圏でうま味調味料が問題になったことがありました。生成過程に豚が由来のものを使ったということが原因でした。国内で売られている医薬品の中には豚由来の製品があります。ネット販売で購入した方が、これを知らずに服用して、後で知ったといことになったらどうなるのでしょうか?
これに関しても注意喚起、万が一の訴訟を起こされた時の対応はどうするのでしょうか?
やはりメーカーが責任を負うことになるのでしょうか?

(3)ほかの薬剤への転用、材料的な使われ方をしたときの問題

国内で売られている咳止めの成分の中には他剤の原料に加工できる成分のものがあります。もしこれの販売を禁じている国の方がネットで購入した時は、販売業者は取り締まりの対象にされないのでしょうか?国によっては、この処罰は厳しいところがあります。そうなったときはネット販売業者が責任を負うのでしょうか?

まだほかにもあるとは思いますが、こういった側面の話は聞いたことがないのですがいかがでしょうか?

Categories: くすり

Tags: ,,,

Leave A Reply

Your email address will not be published.