NPO法人 国際医療ボランティア団体 ジャパンハート 「ラオスからの便り No1」

ラオスってどこ?
ラオスに新たな活動地を開拓するという話を聞いたとき、思い浮かんだのはこの言葉でした。

 不安と期待が入り混じった複雑な気持ちで、ラオスに降り立ったのは2012年5月、空港から見た首都の街並みは、小ぢんまりと小奇麗な、どこかものさびしいという印象でした。ラオスは中国・ミャンマー・タイ・ベトナム・カンボジアに囲まれた東南アジア唯一の内陸国、面積は46km2で日本本州とほぼ同じです。*人口約651万人、約8割は山で49の山岳少数民族が暮らす仏教国です。メコン川の対岸にはタイが見え、文化も言葉もタイから大きな影響を受けています。

この国で新たに活動を始める? この国にどんなニーズがあるの?
まずは知ることから始まりました。

 ラオスの平均寿命は*68歳、主な死因は感染症、下痢、妊産婦死亡率、乳幼児死亡率ともに近隣のアジア諸国比べて極めて高いです。
 ラオスの北から南へ、病院・保健所・村に入り、直接話を聞いて回りました。実際に見て、話を聞き、感じることが何よりの近道でした。そこで目にしたものは、医療資機材が足りないと訴える病院長の言葉と、使われずに埃をかぶっている支援でもらった医療資機材でした。ある病院では立派なCTスキャンの機械が、使われることなく鍵をかけられ大事にしまわれていました。
「お金がないと病院に行けない、行ってもサービスが悪くて嫌な思いをする」ラオス国民が自国の医療を信じていません。」

支援って何だ?? 自問自答の日々が始まりました。支援を受ける側、支援をする側、どちらにも事情があり、問題があります。いくら設備が整っていても、医療者一人ひとりの医療レベルが十分でなく、命を落とす患者さんがまだまだいます。郡病院から中央病院への搬送途中、処置が間に合わず命を落とした妊婦さんの話を聞きました。
 ここラオスはJICAが初めて支援を実施した国でもあります。約50年に渡り、支援が続いています。

この国で私たちにできることは? ジャパンハートの強みは、地域に入り込み実際に現地の人々と共に活動し、継続した支援を行い続けること。 この国に必要であり、我々にできることは…答えが見えました。 この国の人々が、自らの手で自国の人々を救うことができるようになることを目標に、活動を開始することを決めました。

さて、活動をするために必要なことは?
活動をするためには政府と覚書を締結しないといけない、事務所を探して登録し、滞在を認めてもらわなければならない。
全てが初めてのことの連続、看護師の枠を越え、試行錯誤と挑戦の日々の始まりです。

※ 国連経済社会局人口部(世界人口推計2010年)、2012年ラオス統計局

コラムニスト
ラオス現地スタッフ
平山 亮子

 

 

 

 

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