母乳の出る仕組み ~赤ちゃんはお弁当と水筒を持って産まれてくる ~

飲んだばかりなのに、もうおっぱい!?

一般的に、赤ちゃんというと、「おっぱいを飲んだらすやすや眠り、ある程度時間がたつと起きてまたおっぱいを飲む。」というイメージを持つ方が多いと思いますが、産まれたばかりの赤ちゃんは、時間に関係なく頻回におっぱいを飲みます。
何回も何回もおっぱいを吸っては眠り、吸っては眠りを繰り返します。
出産後、母乳が順調に出てくるまでに2~3日かかります。その間に赤ちゃんが頻回におっぱいを吸う事で、母乳を作るホルモンが分泌され、お母さんの血中でホルモンの濃度が高まり、母乳を作るのを早めます。なので、出産直後から赤ちゃんが欲するままにおっぱいをあげることはとても大切な事なのです。
また、出産して1カ月くらいは、授乳に時間がかかるお母さんが多いです。人工乳だと、「ボトル内のミルクが飲み終わったからおしまい。」という感じですが、母乳の赤ちゃんはたくさんの母乳を一気に飲むことができないので、ちょこちょこ飲んでいるうちに時間が経ってしまい、授乳時間が1時間もかかってしまうという場合も少なくありません。最初は大変なことに感じるかもしれませんが、お母さんの眠りと赤ちゃんの眠りは同調し、短時間でも深く眠ることができるようになってきます。

母乳の出る仕組み
1, お産で胎盤が体外に排出されると、
胎盤から分泌されていたホルモンは急激に減少します。
2, 胎盤から分泌されていたホルモンの減少により、母乳を作り出すホルモンである
プロラクチンが乳腺に働いて母乳が作られ始めます。
3, 生産された母乳は乳管を通って、いったん乳管洞に蓄えられます。
4, 赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激が、脳の視床下部という部分を刺激して、
母乳を分泌させるオキシトシンを分泌させます。
5, オキシトシンは乳汁を乳頭から勢いよく押し出す作用をします。
このホルモンはお母さんの子宮収縮を促し、子宮の回復も促します。

 

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