計画通りにはいかないのが人生

介護情報館での相談は「自分のホーム探し」と「老親の看取り方」に大別できます。「自分のホーム探し」は50歳代から90歳代までと幅広く、ホームに期待する内容も十人十色ですが、「老親の看取り方」については、突然始まった介護にパニックになって駆け込んでくる相談者が圧倒的です。「自分の親はいつまでも元気」と思いたいのが子供の気持ちでしょう。

友人の紹介で相談にみえたAさん。90歳過ぎの母親が自宅で転倒し骨折が原因で歩行困難となり、24時間つきっきりの介護が始まりました。本来なら妻がその役割をになうことになるのですが、肝心の妻は健康診断で難病が発覚し入院中です。とりあえず、兄弟3人でローテーションを組んでの介護となりましたが、現役で仕事をしているAさんは、まだ1週間にもならないのに、もう音を上げています。

在宅介護にはどんな方法があり、自分たちは何をどうすれば良いのか? 何が最良の選択なのか? 最終的には有料老人ホームになるだろうが、予算内に納まるだろうか? 子供の学費を支払い続けられるだろうか? 妻は回復するのだろうか? そんなことを考えていると毎晩、悪夢にうなされると言います。

一方、83歳で自分のホーム探しを始めたSさんは、3年後の入居を計画中です。しかし、何から何まで自分ひとりでする引っ越しは大変です。体力を考えて「是非、年内にしましょう」と促すと、「それには覚悟が要ります」と、あくまでも3年後を強調します。実は今ならSさんの希望条件にあうホームがありますが、3年後に果たしてタイミング良く希望通りのホームに空室があるかどうかも疑問です。何しろ今後も高齢者が激増するのですから。また、同じ健康状態でいられるかどうかも心配です。でも、自分だけは大丈夫と思いたいのが多くの高齢者の心情なのです。

自分の思い通りに事が運べば、申し分ありません。しかし、現実は長生きすればするほど、老いたわが身に、はがゆい思いをすることが多くなるでしょう。穏やかに暮らしたいと望むなら、それは、一日でも早く安心できる環境を整えておくことです。政府の社会保障の問題は掛け声だけで、いつまでたっても結論は出そうにありません。
やはり、自分のことは自分で考えるしかないのです。それも、心身ともにしっかりしている間に限ります。
今の状態も命も永遠ではないのですから。

関連リンク
株式会社ニュー・ライフ・フロンティア 有料老人ホーム・介護情報館について
● 当サイトの特集をお読みください。
特集コラムはこちら

● 株式会社ニュー・ライフ・フロンティア 有料老人ホーム・介護情報館
ウェブサイトはこちら

Categories: 介護

Tags: ,

Leave A Reply

Your email address will not be published.