歯を失うということ

介護が必要となる主な原因は、何でしょうか。

平成22年国民生活基礎調査による、介護が必要となる原因トップ5

第1位 脳卒中     (21.5%)
第2位 認知症     (15.3%)
第3位 高齢による衰弱 (13.7%)
第4位 関節疾患    (10,9%)
第5位 骨折・転倒   (10.2%)

このように主な原因を見てみると、要介護状態は、日常の行動を改善することである程度予防できる可能性があります。

今後、日本でますます課題になると思われるのは寝たきりになる原因第2位の認知症です。この認知症についても、歯との関係についていろいろな報告があります。健康な歯が多いこと、むし歯になっても治療していること、もしくは歯が残っていることは、認知症になりにくいと分かってきたのです。
また高齢の方にとって肺炎は深刻な疾患です。日本人全体の死因に占める肺炎の割合は約10%ですが、そのうち96%までが65歳以上の高齢者です。高齢になると飲み込む機能が低下するため誤嚥性肺炎が原因で亡くなる人が多いからです。
歯の健康とともに口腔の機能を維持すると、誤嚥性肺炎をおこしにくくすると言われています。これは健康寿命を延ばすことにつながるのです。

65歳以上の高齢者のうち、認知症の人は推計15%で、2012年時点で約462万人に上ることが厚生労働省研究班(代表者 朝田隆筑波大教授)の調査で分かりました。認知症になる可能性がある軽度認知障害(MCI)の高齢者も約400万人いると推計。65歳以上の4人に1人が認知症とその“予備軍”となります。
有病率は、年代別にみると、74歳までは10%以下だが、85歳以上で40%超にものぼります。

また、世界の認知症の患者数は今後数十年で爆発的に増加し、2050年までに現在の約3倍に達する可能性があるとの報告が、国際アルツハイマー病協会(Alzheimer’s Disease International、ADI)から発表されました
ADIの報告書によると、認知症の患者数はすでに約4400万人に達しているそうで、世界の認知症患者数の約1割が日本人なのです。
認知症にならないため、認知症の進行を抑制するため、なにより健康寿命を延ばすためにも、口腔環境を正しく整える事が重要です。

Categories: 歯科

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